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【アニメ】「フラクタル」 小林ゆう、津田美波 アフレコ収録後のインタビューコメント公開

(木)


2011年1月13日から放送が開始されるTVアニメ「フラクタル」の
主人公・クレイン役の小林ゆうさんと物語の“核”となる
フラクタルシステムを管理する若き巫女・フリュネ役の津田美波さんの
アフレコ収録後のインタビューコメントが公開された。

■まずは、それぞれが演じているキャラクターについて、
どんなキャラクターなのかを教えて下さい

小林ゆう(クレイン 役)
私、小林ゆうが演じさせていただいておりますクレインは
14歳の心優しい草食系の男の子です。彼は孤島に1人で住んでいます。
両親は“ドッペル”という実在ではない家族で、
ペットもみんなドッペルという環境で、14歳まで育ってきました。
そんな暮らしの中、「ある方」と出会い、どんどん物語が動き出す――
というストーリーで、「ある方」というのが、こちらにいらっしゃいます!

津田美波(フリュネ 役)
はい!(笑) 私が演じさせていただいておりますフリュネは、
“僧院”と呼ばれる、フラクタルシステムの核となる場所の巫女という存在です。
第1話では突然現れて突然去っていく、という、謎の女の子なんです。
見た目は巫女服を着ていておしとやかな印象なんですが、
突然突拍子も無いことをしたり、クレインにつかみかかって揺さぶってみたり…

小林ゆう
揺さぶらてみたり(笑)。

津田美波
そんな、クレインを困らせちゃうような行動をする女の子です。
直情的というか、感情のままにというか、思った通りのことを行動に移したり
表現する子ですが、世界にとっては「鍵」となる女の子なんです。

■役が決まったときはどのような気持ちでしたか?

津田美波
アフレコ収録をやっているスタジオと同じ場所で、
ドキドキしながらオーディションを受けさせていただきました。
役が決まった、と言われたときには信じられなくて、
「本当にフリュネ役ですか?」と聞き返してしまいました(笑)
その後は本当に嬉しくて「どうしよう!お母さんにすぐ報告しなきゃ!」と
母に電話しました。
山本監督をはじめ、有名な皆さんとお仕事が出来るだけではなく、
ヒロインという役を与えていただいて、緊張と不安がありましたが、
今こうして演じさせていただいていることに感謝の気持ちと、
楽しいという気持ちでいっぱいです。

小林ゆう
私もこのスタジオでオーディションを受けさせていただきました。
クレイン役を演じられたらと強く願っていたので、、
私も合格のお知らせを頂いたときにはびっくりしました。
役が決まったときには涙が出るくらい、すごくこの役を演じられて嬉しさを感じました。
そして私も、家族に電話しました(笑)。
このような大役をいただけたことで、嬉しさと同じくらい身が引き締まる思いがして、
とにかく一生懸命頑張っています。
素晴らしいスタッフの皆様キャストの皆様の中でアフレコさせていただいていることが
本当に素晴らしい経験で素晴らしい財産になっていると思いますし、
今後またそれを感じると思いますので、まさにその真っ只中にいると思っています。

続き

■作品や世界観について感じたことはありますか?

小林ゆう
最初に世界観を知ったときにはすごく興味を惹かれました。
ワクワクして、いろいろなことを知りたい!と思いましたね。
それは(収録が進んだ)今でも感じています。
自分たちの未来はこうなるのではないか、と考えてしまいますが、
クレインにとってはそれが普通の日常なんですね。
でも、それだけでは済まない葛藤があるのを、クレインを演じていて感じます。
「フラクタル」の世界では、働かなくても生きていけるんですね。
そのことをクレインは普通に感じている――
そんな世界に自分も同じように身を置かなくてはいけない、
ということがすごく不思議で面白くてしょうがないです。
私、小林にとってはすごく衝撃的なことの連続ですし、
働かないでも生きていけるとなったときに人ってどうなるのかな、
とか自分はどうするのかな、と思ったりします。
とにかく、毎回毎回が冒険で新鮮な気持ちや発見をいっぱいいただいています。

津田美波
最初に資料を頂いたときにはとても難しいなって。
すごく複雑なシステムや世界観で出来ているなと感じましたし、
フリュネはその世界の「鍵」でもあるので、世界観を分かっていないといけない!と思いました。
でも、第1話の映像を見たら、そんなに難しく感じなかったんです。
文字として読むと難しいことが書いてあるんですが、
作品を見ていただければすんなりとシステムについても分かっていただけると思いますし、
そんな世界の中で暮らしている人たちそれぞれの価値観も感じられると思います。
クレインは普通に暮らしていますし、スンダたちはシステムに反対する
「ロストミレニアム運動」に参加しているし……とても深い物語になっていると思います。
今後、私たちにも起こりうる未来として、何かを感じていただければと思います。

■もし、「フラクタルシステム」の中で自分たちが生活しているとしたら?

津田美波
私は寝ることが好きなので、よく寝ているかもしれないです(笑)。

小林ゆう
多分、この世界って、何も疑問を持たなかったら、
そのまま幸せに暮らせるんじゃないか、と思うんですね。
高度な医療も受けられるし、勉強も食べ物の心配もいらないですし。
でも、私の場合今自分が一番大事にしている
「情熱を持って全力で傾けられること」がお仕事なので、
それをしなくても生きていける、となってしまったら困ってしまいます(笑)。

津田美波
でも、その中にも、周りにドッペルしかいないというところでは、
温かみというか人間らしさは感じられなくて寂しいかな、と思います。

小林ゆう
家族の実体が一緒にいてくれない日常で、
クレインが感じていた気持ちを私も同じように感じました。
見ていただいた皆様にどんなふうに感じていただけるのか気になります。

■実際にキャラクターを演じてみて、感じたことは?

小林ゆう
クレインは今までドッペルの中で生きてきて、突然フリュネやネッサという、
お会いしたこともなかった方と出会って、急に世界が変わるんですよね。
そこからさらに衝撃的なことが起きていきますが、そんな中でクレインを演じることで、
大変学ばせていただいていることが多いです。
「“終わらない世界”に立ち向かう決意をした」という、
この作品のキャッチコピーと同じような気持ちですね。

津田美波
フリュネはストレートに行動してしまう子なんですが、
私は「フリュネならこうするのかな、ああするのかな」と考えてしまっていたんです。
でも、「フリュネは感じたことを思うままに表現するんだよ」と
教えていただいてからは、ストレートに演じられるよう心がけています。

小林ゆう
クレインがフリュネに出会ったときに、津田さんの声が本当に澄んだ声だったので、
クレインが感じた衝撃をそのまま私も感じる位、素敵だと思いました。

津田美波
クレインも本当に小林さんの声がぴったりで、
とても柔らかい草食系の男の子だけど、男の子らしいところもしっかりと演じてらっしゃるので、
「クレインは小林ゆうさんなんだ」と感じています。
あと、ネッサがすごく可愛いんです。
花澤香菜さんがとても可愛らしく演じていらっしゃって、
「可愛いネッサ!」といつもキュンキュンしてます!

小林ゆう
私も香菜ちゃんのネッサの大ファンです。
帰り道に「ネッサ可愛い!」って言いながら帰っちゃうぐらい可愛いです!
フリュネとはまた違った魅力がありますね。
ネッサがクレインにしてくる色々なことがあるんですが、
それが私にとってすごく胸をぎゅ~っとさせるツボをついてくださっていて、
「なんて可愛いんだろう!」と思うことが毎回あるので、
欠かさずチェックしていただきたいです。

■いよいよ放送が始まりますが、これから作品を見ていただく皆さんへ、
作品の魅力を含め、メッセージをいただければと思います。

津田美波
この「フラクタル」の世界は、難しい設定などがありますが、
そのなかで暮らしているクレインやフリュネなどのキャラクターを見ていくことで、
世界が分かっていくと思いますし、一人ひとりのキャラクターに個性があって、
それぞれが物語をきちんと持っているので、そこにも注目していただきたいです。
その中で、自分に通じる部分や共通点を感じたり、考えさせられるところもあると思います。
そんな事を感じながら、一緒に物語を楽しんでいただければと思います。

小林ゆう
この「フラクタル」という作品は、キャラクターの皆さんがすごく魅力的で、
その方達がいるときの華やかさもあるんですが、
その人達はどうしてこういう行動をしているんだろう?ということが
回を追うごとに明らかになっていきます。
様々な考え方や生き方をしてきたみんなが集まって、
色々なことを乗り越える姿には、心にグッとくるものがあります。
それは台本を読んだ時から感じていて、それを感じさせてくれることが
すごく幸せだと思いますし、“面白い”と感じています。
映像の美しさ、動き、世界観、ストーリー、キャラクター
――すべてを含めてすごく面白い作品だと思います。
是非、1月13日から1話も欠かさず見ていただいて、面白さを感じていただければと思います。
いろいろな角度から楽しめる作品だと思いますので、
どうかご覧になってください!よろしくお願い致します!

■ありがとうございました!

■メインキャスト
クレイン(CV:小林ゆう)
フリュネ(CV:津田美波)
ネッサ(CV:花澤香菜)
エンリ(CV:井口裕香)
スンダ(CV:浅沼晋太郎)

■放送情報
フジテレビ”ノイタミナ” 1月13日 24:45~
関西テレビ 1月18日 25:35~
東海テレビ 1月20日 26:05~
BS フジ 2月26日 25:00~
フジテレビOn Demand 1月14日から見逃し配信開始

■ストーリー
世界を管理する“フラクタル・システム”が完成し、
人類は史上初めて、もはや働かなくても生きていくことができる
圧倒的な楽園に足を踏み入れた。

それから千年―
システムはいまだに生き残り稼働し続けていたが、
もはや誰もそのシステムを解析できなかった。
多くの人々が、その維持こそが、人類の幸せの条件だと信じて疑っていなかった。
物語は、そんな「フラクタル」が崩壊し始めた、ある大陸の片隅の島で始まる―

漫然と日々を生きる少年・クレインは、ある日何者かに追われ
崖の下に転落した少女・フリュネを助ける。
少女との出会いに心躍らせるクレイン。
だが、フリュネはブローチを残しクレインの前から姿を消した。
ブローチに残されたデータには、少女の姿をしたアバター、
ネッサが閉じ込められていた。

ネッサとともにフリュネを探し旅にでるクレイン。
そこで彼は“システム”の秘密を知ることになる―

(執筆/編集:ゲームのお話)