ゲームのお話@情報

犯罪や暴力行為に影響を与えるのは”ゲーム”ではなく、”うつの症状”だと判明

(木)

テキサスA&M国際大学のChristopher Ferguson博士が行った調査で
テレビゲームの暴力描写が、その後の犯罪行為や暴力行為に繋がるという
事実が認められず、うつの症状が、若者の暴力と攻撃性の予測変数として
顕著である事が分かった。

この調査は、10歳から14歳の子供たち、302人を対象に
テレビゲームを含め、日常生活で暴力にどれだけ接しているかや、
家族、うつの症状、攻撃性など多方面から調べた結果であり、
反社会的傾向が認められる子供ほど、うつの症状が及ぼす影響が大きく、
テレビゲームに関しては影響がみられなかったという。

Ferguson博士は、調査結果を基に
ゲームの暴力描写と攻撃性に長期的な関連があることを示す証拠がない
と述べ、ゲームが犯罪行為や暴力行為に繋がる根拠がなく、
うつの症状が、その後の行動に影響を与えることを示す結果となった。

(執筆/編集:ゲームのお話)