2011年10月より、MBS・TBS・CBCにて放送開始される
TVアニメ「ペルソナ4」に出演する鳴上悠役の浪川大輔さん、
花村陽介役の森久保祥太郎さん、里中千枝役の堀江由衣さん、
天城雪子役の小清水亜美さんの第7話アフレコ後のコメントが公開された。
■まずは自身が演じた役柄と印象を教えてください。
浪川大輔（鳴上悠 役）
ゲームでは名前がありませんでしたが、アニメで初めて名前が付きました。
感情をあまり表に出さず、リアクションも薄いですが、
非常にまっすぐで嘘のない男だと思います。
森久保祥太郎（花村陽介 役）
花村くんも少し前にこの街へ転校してきたんですが、
持ち前の陽気さと人懐っこさで、新しく引っ越してきた悠ともすぐに打ち解けます。
にぎやかなで、非常に情に厚く、人間味溢れるキャラクターです。
堀江由衣（里中千枝 役）
千枝ちゃんは一言で表すと元気っ子です。
花村君と同じくにぎやかなキャラクターで掛け合いも多いです。
とにかく元気いっぱいで明るい女の子です。
小清水亜美（天城雪子 役）
雪子は旅館の跡取り娘で、学校ではアイドル的な存在ですが、
ストーリーが進んでいくと意外な一面が見えてきます。
序盤では話しかけにくい美人という役どころです。
■印象に残ったシーンやセリフを教えてください。
浪川大輔
関智一さんが演じている巽完ニというキャラクターがいるんですが、
そのキャラクターが印象的でした。
ペルソナの世界観が一気に変わるくらいの新しいペルソナが見られる回になっています。
森久保祥太郎
僕は第1話を見た時に、すごくおしゃれだなと思いました。
あとは音楽が入っていてそれもおしゃれだったし、
4人の掛け合いもドタバタしていておもしろく、おしゃれであって
笑える1話になっていたと思います。
■アニメとゲームの違いや印象の変化はありましたか？
浪川大輔
悠はゲームではしゃべっていなかったので、全然違いますね！
キャラクターも思ったよりストレートでした。
ただのクールなキャラクターではないですね。
堀江由衣
ゲームの時は動きを想像しながらの収録でしたが、
アニメの収録では千枝ちゃんが実際に動いているところを見ることができて、
印象が変わったというよりは単純にうれしかったです。
小清水亜美
ゲームからアニメになってより迫力があるなと思うのは戦闘シーンですね。
あとは音楽の面でも 、ゲームファンの方はぐっと盛り上がるんじゃないかと思います。
森久保祥太郎
ゲームは収録が一人ずつでしたが、アニメはみんなで収録できるのでそこが違いますね。
一緒に演じられるだけで、空気が変わります。
■ペルソナ4は「もう一人」の自分が大きなテーマになっていますが、
自分の中のもう一人の自分について考えたことはありますか？
浪川大輔
僕はしょっちゅうですよ。
森久保祥太郎
夜な夜なもう一人の自分が出ちゃうんじゃないですか。
浪川大輔
これがなかなかのペルソナでして…（笑）。
いえ、そうではなくて，この仕事をやっていると
やはりたくさんの役を演じることになりますから、
その中で本当の自分を見失うこともありますね。
「あれ、本当の俺ってどんな性格だっけ？」と。
ただ、それをあまり重くは考えていませんけどね。
堀江由衣
もう一人の自分って、やはりコンプレックスから生まれるのかなと思います。
コンプレックスって誰にでもあるじゃないですか。
たとえば、球技なんかを練習せずにパッとこなす人を見ると、やっぱり羨ましい。
そういう感情が芽生えますね。
小清水亜美
私は人と会っていたあと、独りになったときですね。
すごく楽しい気分だったのに、「はー」ってなるというか、
スイッチが切れるような感じ。
あの瞬間にはペルソナを感じて、「私だめ人間かも……」って思います。
ただ、人と会っているときと独りのときのどちらが本当の自分かは分かりません。
皆さんも結構そういうことはあるんじゃないですか？
浪川大輔
ありますよ。
大体、家に帰ったら玄関で「ペルソナッ!!」ってやってますよ（笑）。
森久保祥太郎
でも「こういう自分嫌だな」というコンプレックスを、
それも自分だと認めないと前に進めないのがペルソナ4のテーマで、
それは日々生きていても共感しますね。
たくさん失敗はしますが、そういう自分を認める。
それを続けていくとタフになっていきますよ。
良いところも悪いところも含めた今の自分と向き合うって
すごく大事なことだなと思っています。
それが、ペルソナです。
■イラストやデザインがオシャレなことでも人気です。
世界観に対する印象を教えてください。
浪川大輔
おっしゃるとおり全体的にオシャレですよね。設定からキャラクターまで本当に。
森久保祥太郎
背景などを見ても作り込みがすごいですね。
収録現場で写真を参考素材として使っている背景を見る機会があったのですが、
そういうものを見るとしっかりとロケハンをして、
世界観を構築しているのが分かりますね。こだわりを感じますよ。
堀江由衣
作中に日にちを教えてくれるカレンダーがあるんですが、
そのデザインもすごくオシャレなんです。
浪川大輔
ああ…確かに。時間も細かく分けられていて、
それが分かるように表示される時計もスタイリッシュですよね。
実は声も昼や夜という時間に合わせ雰囲気を変えているんですよ。
■友達同士の関係性も大きなテーマとなっていますが、
キャラクターの中で友達や親友になりたいキャラクターは誰ですか？
浪川大輔
ここにいないメンバーでいうならば、完二かな。
でも一番いいなと思うのは菜々子ですね。
森久保祥太郎
うん、気が使えるいい子だね！
浪川大輔
本当にいい子だなぁって思います。僕、寂しいんですかね？(笑)
優しさに飢えています！
森久保祥太郎
完二もいいですね。暴れん坊のイメージがありますが、
彼には"正義"があってすごくいいやつなんです。
頼りがいもあるし礼儀もありますから。
堀江由衣
私はやっぱり雪子がいいです！
小清水亜美
私もやっぱり友達にするなら千枝がいいよ。
森久保祥太郎
収録中もこの4人楽しいねって話は出ますね。
学生気分になれます。
浪川大輔
あとですね。このほかに山口勝平さんというキャラクターが…。
森久保祥太郎
キャラクターじゃないから！（笑）。
■最後に放映を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。
浪川大輔
ゲームから約3年経ちました。
ゲームを楽しんでくださった方にも、アニメから「ペルソナ4」を知ってくださる方にも、
スタイリッシュなかっこいいアニメになると思います。
会話劇も非常に面白い仕上がりになっておりますので、
ぜひ最後まで半年間お付き合いいただければと思います。
2012年も、ペルソナ！(笑)
堀江由衣
ゲームの収録の時からこの『ペルソナ４』という作品や千枝という役柄が大好きで、
こうしてアニメでまた演じることができてうれしく思っています。
アニメから見る方でも世界観などが分かるようになっていますので、
ぜひ最初から最後まで楽しんで見ていただけたら嬉しいです。
小清水亜美
ゲームを収録していた時にも色々なセリフを演じましたが、
それはごく一部で、その他にも音声になっていないセリフがたくさんあったんです。
それをアニメで演じることができて、とっても楽しいです。
これをみなさんに見ていただくのはドキドキしますが、
原作ファンの方はもちろん、ゲームをやっていない方にも
楽しんでいただけたら嬉しいです。
森久保祥太郎
僕自身もアニメ化されることを待ち望んでいました。
演じながらも「仲間っていいな」と思える作品です。
また、「自分を好きになる」という深いテーマもあり、
見ていて「明日もがんばろう」と思える作品だと思います。
精一杯演じますので、みなさんも楽しんでいただければ幸いです。
浪川大輔
本当にみんなで盛り上げていけるよう一丸となっていますので、よろしくお願い致します！
■TVアニメ『ペルソナ4』 放送情報
MBS：10月6日より 毎週木曜25時30分～
TBS：10月7日より 毎週金曜25時55分～
CBC：10月12日より 毎週水曜26時00分～
※放送日時は都合により予告なく変更になる場合があります