アークシステムワークスよりPS3/PS Vita用ソフト「魔都紅色幽撃隊」が
2014年に発売されることが分かった。価格は未定。
本作は今井秋芳による学園ジュブナイル伝奇シリーズの3作目で、
アドベンチャーパートとバトルパートで構成された全13話の物語が描かれる。
東京が物語の舞台となり、主人公は新宿にある暮綯學園(くれないがくえん)高等
学校に転校生としてやって来る。そこで案内してくれた深舟さゆりや悪霊から
助けてくれた支我正宗、伏頼千鶴と出会い、霊を退治する会社「夕隙社」でバイトを
しないかと誘われることになる。
監督は今井秋芳、キャラクター原案は倉花千夏、オープニングテーマ曲は植松伸夫、
挿入曲はTHE KEY PROJECT、プロデューサーは金沢十三男、田口和憲、エグゼクティブ
プロデューサー:和田康宏、開発はトイボックス、映像演出を高橋昂也がそれぞれ担当。
日常のドラマが楽しめるアドベンチャーパートでは会話次第でキャラクターたちとの
有効度が上下し、各話の進行とエンディングが変化する。また、除霊(バトル)の
準備もこのパートで行う。キャラクターとの会話では感情(「愛・悲・怒など)と五感
(視・味・嗅・聴・触)を組み合わせて入力することでプレイヤーの気持ちを伝えれれる。
入力した内容次第で相手のアクションが変化する。さらに、新システムとしてまさに
キャラクターたちが生きているように動くライブモーションエフェクトを搭載。
主人公が除霊のバイトをする夕隙社のオフィスで出撃・除霊準備を行う。ここでは
出撃するメンバーと訓練を行うメンバーを選べるほか、除霊先の見取り図も確認できる。
また、バトルパートでは味方と敵ゴーストのステータス、マップなどが表示される
「ウィジャパッド」という端末を使用。この「ウィジャパッド」を見ながら敵の行動を
予測し、味方の行動を決める。移動ルートとアイテムの使用の有無など、全ての
味方に指示を出すと、画面が主観視点に切り替わり、3D主観視点の迫力満点の
戦いが展開する。
■第1話「転校生の世界」 あらすじ
ある日、何の変哲もない『転校生』(※主人公・名前入力可能)が新宿の暮綯學園
(くれないがくえん)高等学校にやってくる。気の強いクラス委員長、深舟さゆりに
學園を案内されている最中、『転校生』は、夏服の少女の霊を視る。閉鎖された校舎の
一角へ足を踏み入れた『転校生』と深舟は、紅いコートの男の霊と遭遇する。
襲いかかる悪霊からふたりを守ったのは、同級生の支し我が正宗(まさむね)と
謎の女だった。戦いの後、女──伏頼千鶴(ふくらいちづる)は、『転校生』に自らの素性
を説明する。自分は“ 夕隙社”(ゆうげきしゃ)という名の会社の社長であり、一般人から
依頼を受けて悪霊を退治する仕事をしている、と。支我もまた、夕隙社で働くアルバイトの
一員だった。伏頼は、『転校生』には霊を感じる能力があると諭し、夕隙社でアルバイトを
しないかと誘う。伏頼の申し出を受ける『転校生』。こうして──《転校生》である主人公の
夕隙社での生活が始まった。それは同時に、東京の闇に潜む悪霊との死闘の始まりを
意味していた。
