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『プロミス・マスコットエージェンシー』 軽トラで田舎を爆走、借金も陰謀もゆるキャラも全部アリ!異色のオープンワールド PS5/Switchパッケージ版が6月25日発売

公開日: (木)

 SOFT SOURCE(ソフト ソース)は、Kaizen Game Worksが手がけるオープンワールドアドベンチャー&マネジメントゲーム『プロミス・マスコットエージェンシー』のPS5/Nintendo Switch向けパッケージ版を2026年6月25日に発売する。ダウンロード版はすでに2025年4月10日より配信されており、今回のパッケージ化により家庭用向けタイトルとして手に取りやすくなる。

 主人公は、かつて伝説と呼ばれたヤクザの若頭・ミチ(声優:黒田崇矢)。追放の末に流れ着いた忌み地・カソ町で、倒産寸前のマスコット派遣事務所を引き受けることになる。プレイヤーはミチとして事務所を立て直し、追放の裏に潜む陰謀を暴きながら、奇天烈なマスコットたちとともに借金返済を目指す。相棒となるのは、事務所の副支配人であり、知的生物として描かれるマスコットのピンキー。凸凹コンビが織りなすドラマは、コミカルでありながらも心に残る物語として展開していく。

 舞台となるカソ町は広大なオープンワールドとして構築されており、プレイヤーは田舎で最も頼れる乗り物である軽トラに乗って自由に探索できる。町では新たな友人との出会い、アイテムの発見、ビジネスチャンスなど、さまざまなイベントが発生。そして最も重要なのが、事務所の戦力となるマスコットのスカウトだ。

 本作に登場するマスコットは、着ぐるみではなく独自の夢や欲望を持つ知的生物として描かれる。お金を求める者、名声を求める者、コンビニおにぎりを欲しがる者、さらには世界の滅亡を望む者まで、個性は多種多様。プレイヤーは彼らの願望を理解し、交渉しながら仲間にしていく。

 スカウトしたマスコットは訓練を経て、さまざまな仕事に挑戦する。成功すれば報酬や経験値を獲得し、事務所の評判も向上する。しかし現場には、狭い出入口、キッチン火災、悪霊の出現など、予測不能なトラブルがつきものだ。そんな時に役立つのが「ヒーローカード」。町で出会うキャラクターを象徴するカードを使うことで、マスコットたちは困難を乗り越え、依頼を成功へ導くことができる。

 『プロミス・マスコットエージェンシー』は、オープンワールド探索、キャラクター育成、事務所経営、そして陰謀渦巻く物語が融合した独特のゲーム体験を提供する。混沌としたカソ町で、ミチとピンキーはマスコットたちの安住の地を作り出せるのか、その結末はプレイヤーの手に委ねられている。

 本作では、奇妙で温かい「ゆるキャラ×ヤクザ」の化学反応が生む唯一無二の体験が得られるだろう。設定だけを見れば突飛でコミカルな作品に思えるかもしれない。だが実際に触れてみると、その裏側には驚くほど丁寧に作り込まれた世界観と、キャラクターたちの感情がしっかり息づいていることに気づかされる。マスコットたちはゆるキャラのパロディではなく、欲望や悩みを抱えた一個の存在として描かれ、彼らと向き合う過程は時に笑え、時には心が通じ合うようなドラマを生む。ミチとピンキーの関係性も、最初は奇妙な凸凹コンビに見えて、物語が進むほどに互いを支え合う相棒としての絆が深まっていく。

 また、田舎町を軽トラで駆け回る探索パートは、のどかな風景と不穏な空気が同居する独特の雰囲気を持ち、プレイヤーをカソ町という奇妙な土地へと引き込んでいく。経営シミュレーションとしての面白さ、アドベンチャーとしての物語性、そしてオープンワールドとしての自由度が絶妙なバランスで融合しており、どの要素も単なる飾りではなく、作品全体の魅力を支える重要なピースになっている。

 奇抜な設定に惹かれる人はもちろん、キャラクターの成長や物語の深みを味わいたいプレイヤーにも強く刺さる作品だ。カソ町の混沌と温もりを同時に感じながら、ミチとピンキー、そしてマスコットたちが紡ぐ物語を追体験する時間は、きっと忘れられないワクワクをくれるはずだ。この奇妙な町での物語は、プレイヤーに「ゲームとは何か」を改めて問いかけるような、意外な余韻を残してくれるだろう。

(執筆/編集:ゲームのお話)
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