TAKUYOは、ミスティックラブ・アドベンチャー『ソラユメ』のNintendo Switch版を2026年7月23日に発売する。価格はパッケージ版・ダウンロード版ともに7,800円(税別)。CEROレーティングはB(12歳以上対象)。
『ソラユメ』は、2008年6月19日に発売されたPlayStation 2版を皮切りに、PSP版(2009年5月28日発売)、PS Vita版(2014年7月17日発売 ※DL版は2014年7月24日発売)と移植を重ねてきた人気タイトル。
Nintendo Switch版では、これまでの移植で追加されてきた新規CGやメインキャラクター6人のエンディング後日談、キャラクターの過去を描く読み物など、すべての追加要素を収録している。また、PS Vita版で実現したタッチ操作にも対応し、メッセージ送りやスキップなどの基本操作がより快適になっている。
さらに、Switch版の新要素として、オープニングムービーとエンディングムービーが完全リニューアルされている。これにより、過去作をプレイしたユーザーにも新鮮な体験を提供する。
制作スタッフには、キャラクターデザイン・原画を仁神ユキタカ、企画を大橋達也、シナリオを井上愁、藤元、池井菜保、犬小屋煙突が担当。『死神と少女』『SWEET CLOWN』などで知られるライター陣が参加しており、物語性の高さも魅力だ。
出演声優は、置鮎龍太郎(ルーエン=エグランティーン 役)、阪口大助(山瀬勇人 役)、津田健次郎(水窪一真 役)、日野聡(餘部透 役)、立花慎之介(朝峰涼志 役)、草尾毅(御剣暁 役)、白石涼子(謎の少年 役)、藤田咲(進藤鈴菜 役)、佐藤正治(アガシオン 役)、安元洋貴(ウァサゴ 役)、下野紘(ケット・シー 役)、今野宏美(ハルピュイア 役)と豪華な顔ぶれが揃う。日常のほのぼのシーンからシリアス、甘いシーンまで幅広い演技が楽しめる。
物語は、悪魔と少女が紡ぐ「夢とも現実ともつかぬ」夏を描く。主人公は骨董屋の娘・守永皐月。夏休み終盤の8月24日、偶然見つけた黄色く輝く指輪「クリソベリル」を嵌めたことで、悪魔を名乗る男・ルーエン=エグランティーンを喚び出してしまう。ルーエンは皐月の「願ってもいない願い」を叶えた代償として、魔石「ヘリオトロープ」を探す手伝いを要求。この出会いを境に、皐月の世界は少しずつ歪み始め、夢と現実の境界が曖昧になっていく。
さらに、ゲームは3つの期間で展開する。最初の1週間は「日常編」としてルーエンとの出会いと日常生活が描かれる。次の1週間は「世界の変化」となり、2学期の開始とともに世界が少しずつ変質していく。変化の度合いは攻略ルートによって異なる。そして最後の1週間は「解決編」。歪んだ世界から現実を取り戻すため、皐月は選択を迫られる。
また、本作の特徴として、ルーエンに仕える4体の使い魔を1日1回だけ召喚できる特殊選択肢がある。使い魔は「遠くの場所を見る」「物探し・追跡」「瞬間移動」「家事全般のサポート」といった能力を持ち、選択によって物語の分岐や好感度に影響する。
そのほかの機能として、一度見たシナリオの再生モードやCG鑑賞に加えて、既読・未読スキップ、選択肢までスキップなど、快適に周回プレイできる機能も搭載している。
Nintendo Switch版『ソラユメ』は、これまでの移植で積み重ねてきた魅力を余すことなく詰め込みながら、グラフィックの向上や映像面の刷新によって、現行機ならではの新鮮な体験を提供する作品に仕上がっている。
初めて触れるプレイヤーにとっては、幻想と現実が交錯する独特の世界観や、キャラクターたちの繊細な心情が丁寧に描かれた物語を、最も遊びやすい形で体験できる絶好の機会となるだろう。
一方で、過去作をプレイしてきたファンにとっても、追加要素の完全収録や新規ムービーの導入は、思い出深い物語を新たな視点で味わい直すきっかけになるはずだ。
また、新規プレイヤーはもちろん、追加要素を未体験のプレイヤーにとっては、エンディング後日談やキャラクターの過去を掘り下げる読み物が、物語への理解をより深め、キャラクターへの愛着を一層強くしてくれるだろう。
あの夏の日をめぐる不思議で切ない物語は、時を経ても色褪せることなく、むしろ今だからこそ心に響く部分もある。長年愛されてきたタイトルが、現代のプレイヤー環境に合わせて磨き上げられたことで、再び多くの人の心に届く作品となりそうだ。