バンダイナムコエンターテインメントは本日(2026年6月5日)、PS5/Nintendo Switch/Xbox Series X|S/Steam向けサッカーアクション『キャプテン翼2 WORLD FIGHTERS』のチーム紹介トレーラー“タイユース編”を公開した。本作の発売日は2026年8月27日(Steam版は8月28日)で、Xbox版とSteam版はダウンロード専売となる。
今回の映像は、タイユース所属の注目選手であるシンプラサート・ブンナーク(声優:小林親弘)、ファーラン・コンサワット(声優:高梨謙吾)、チャナ・コンサワット(声優:佐藤元)、サークーン・コンサワット(声優:神尾晋一郎)、パタラ・スナライ(声優:堀金蒼平)が登場。彼らの個性あふれるプレースタイルが描かれており、「サッカーは格闘技だ!」と主張するボイスも印象的な内容になっている。
ブンナークがムエタイの構えからゾウのオーラをまとって放つ膝蹴り、ファーランがセパタクロー仕込みの空中回転キックで叩き込む強烈なシュート、チャナが両足でボールを挟み全身の反動を使って放つ独創的な一撃、サークーンの豪快なヘディングシュート、そしてパタラのムエタイで鍛えたパワータックルなど、タイユースならではの多彩な必殺技が次々と披露される。
さらに、コンサワット三兄弟による必殺シュート「大空中ローリングスパイク」も収録。兄2人の後ろ足の反動を利用してチャナがボールとともに高く跳び上がり、空中で繰り出す迫力の一撃は必見だ。
タイユース編トレーラーは、単に派手な必殺技を並べ立てるのではなく、国ごとのサッカーチームが持つ個性をより濃密に描き出した内容となっていた。ムエタイやセパタクローといったタイ固有の身体文化を、選手それぞれの特徴として自然に組み込みつつ、『キャプテン翼』らしい誇張表現へと昇華させる手腕は、シリーズの成熟を感じさせるものだ。
また、コンサワット三兄弟の「大空中ローリングスパイク」は、原作の象徴的な熱量を受け継ぎながら、ゲーム内の演出によってその構造がより明確に示されている。兄弟の連携、身体の反動、空中での姿勢制御といった要素が丁寧に積み上げられており、技としての説得力がしっかりと成立している。こうしたリアリティと誇張の均衡こそが、スポーツアクションとしての『キャプテン翼』が長年支持されてきた理由であり、本作はその魅力をさらに研ぎ澄ませている印象だ。
映像全体からは、各国チームの文化的背景を深く掘り下げ、それをゲームデザインへと落とし込むという明確な方針が読み取れる。タイユースはその一例にすぎず、今後公開される他国チームがどのような解釈と表現を提示してくるのか、作品全体の方向性を占う上でも注目に値する。発売が近づく中、本作がどこまで世界のサッカー観を描き切るのか、その完成度を静かに見極めたくなる内容だった。
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