アートディンクは2026年9月25日、Steam(PC)用都市開発鉄道シミュレーション『A列車で行こう9 PRIME LINE』を発表した。発売日は2026年12月10日 で、日本国内版と海外版を同時発売。価格は18,480円(税込)。発表にあわせてアナウンストレーラーも公開されている。
本作は、鉄道会社の社長となり、鉄道運営や都市開発、会社経営を通じて理想の街づくりを楽しめる『A列車で行こう9』シリーズの最新作だ。キャッチコピーには「進化の先に拡がる、至高の都市開発」を掲げており、より深みを増した景観表現や自由度の高い街づくりを実現。緩やかな曲線を描く路線に沿って駅が佇み、その先へと連なる列車が駆け抜ける。豊かな風土と人々の暮らしが織りなす、これまでにない都市開発体験を存分に味わえるという。
なお、日本国内版と海外版では収録車両数が異なる。日本国内版には、JR各社および私鉄各社の車両を含む341車両が収録される。
プレイヤーは鉄道会社の経営者として線路を敷設し、列車を走らせながら街を発展させていく。実在する街や鉄道路線の再現はもちろん、「もしも」の世界を描いた架空都市や、現実では実現が難しい理想の都市づくりなど、多彩な遊び方が楽しめる。
本作では新機能として、線路のカーブや勾配を自由な曲率・角度で作成できる「フレキシブル」機能を搭載。台地や市街地の地形に合わせた緩やかな曲線から、山間部を駆け抜ける急カーブ・急勾配まで、思い描いた通りの路線を構築できる。さらに線路の外観は、灰色バラスト軌道、茶色バラスト軌道、直結軌道、スラブ軌道の4種類から選択可能となった。
道路建設も大きく進化している。線路と同様に「フレキシブル」設定によって、カーブや高低差を活かした自由な道路設計を実現。従来の一車線道路に加え、新たに片側二車線道路も追加され、より多様な都市景観を作り出せるようになった。
街と街を結び、多くの乗客を輸送することで、通勤や観光、レジャーなど人々の暮らしが形作られていく。列車は300種類以上を収録し、最大16両編成、総数最大300車両の運行が可能。ダイヤ設定はもちろん、連結や機回しといった本格的な鉄道運営要素にも対応している。
また、鉄道の魅力は大都市だけにとどまらない。風情ある田園風景や住宅街など、多彩な鉄道情景を表現できるのも本シリーズの魅力だ。建造物は大型ランドマークから小物類まで約600種類を収録しており、日本らしい豊かな風景を思いのままに創造できる。
そして、自ら作り上げた街を眺める時間も本作の醍醐味のひとつだ。運転席視点や車窓視点、定点カメラなどを使って街の様子をじっくり観賞できる。時間の経過によって夕暮れの光が街を染め、季節の移ろいとともに木々が色づくなど、街の表情は刻々と変化していく。あなたの理想の街は、どのような姿になるだろうか。
公開されたアナウンストレーラーでは、列車が行き交う都市景観をはじめ、多彩な建築物が立ち並ぶ街並みや、海上を走る鉄道・道路、巨大スクリーン内を泳ぐサメの映像、神社の鳥居をくぐり抜ける列車など、本作ならではの印象的なシーンを確認できる。
『A列車で行こう』シリーズと聞くと、鉄道に詳しい人向けの本格シミュレーションというイメージを持つ人も少なくないだろう。しかし、本作の魅力は鉄道運営だけではない。線路や道路を自由に配置し、建物を建設しながら、自分だけの街を一から作り上げていく箱庭ゲームとしての面白さも兼ね備えている。
今回発表された『A列車で行こう9 PRIME LINE』では、線路や道路をより自由に敷設できる「フレキシブル」機能が追加され、思い描いた景観を形にしやすくなった印象だ。実在の街や路線を再現するのはもちろん、「海沿いを走る絶景路線を作りたい」「自然豊かな田舎町を発展させたい」「理想の大都市を建設したい」といった空想を、そのままゲーム内で実現できる。
また、発表された映像からは、単に列車が走るだけではなく、時間によって表情を変える街並みや、人々の暮らしが感じられる風景作りにも力が注がれていることがうかがえる。完成した街で列車が走る様子を眺めたり、好きな場所の景色を楽しんだりと、「作る楽しさ」と「眺める楽しさ」の両方を味わえる作品になりそうだ。
鉄道ファンはもちろん、街づくりゲームや箱庭ゲームが好きなプレイヤーにとっても注目の一本となりそうな『A列車で行こう9 PRIME LINE』。果たしてどこまで自由な都市開発が実現できるのか。2026年12月10日の発売を楽しみに待ちたい。