アイディアファクトリー(オトメイト)は本日(2026年6月15日)、2026年10月1日に発売予定のNintendo Switch用女性向け恋愛ADV『Sullyland Nursery Rhyme(サリーランド ナーサリー ライム)』のプロモーションムービーを公開した。
本作は、『Code:Realize』シリーズで原画を担当したイラストレーター・mikoによる完全新作タイトル。mikoとシナリオライター・夏野景が紡ぎ出すのは、美と優しさの奥底に闇を潜ませた濃密な物語だ。ディレクターは黒輪脩、アシスタントディレクターは一ジョーが務め、作品全体を貫くキーワードとして「宗教都市」「闇と病み」「トラウマ」が掲げられている。
今回のプロモーションムービーでは、冒頭に謎めいた白い生き物「シロ」(声優:代永翼)が登場。ゲームクリアを祝福するかのような穏やかな空気から一転、狂気を孕んだ笑い声とともに「これでボクの勝ちだ。……ざまあみろ」と勝利宣言を放つ、不穏な幕開けとなっている。
続けて、ストーリー紹介が行われる。主人公たちが街の融合を阻止するため、昼は『マレニス祭』の準備に追われ、夜は命懸けのゲーム『夜の授業』へと強制的に参加させられる。しかし、それらはすべて崩壊の序章に過ぎなかった……と、物語の深い闇を予感させる内容だ。
その後、小鳥遊キセキ(声優:山下誠一郎)や安曇ネオ(声優:斉藤壮馬)ら主要キャラクターのイベントスチルやボイスも公開。「……殺したい……」といった狂気を帯びたセリフも収録されており、彼らが抱える闇や歪みが強烈に印象づけられる。
さらにシステム紹介として、『夜の授業』と『記憶探索』の2つの要素が確認できた。『夜の授業』は、時にひらめきが生死を分ける命懸けのゲームで、設定画面から難易度を選択可能。「金庫から鍵を取り出して脱出する」(勝利条件)、「金庫の暗証番号を3回間違える」(敗北条件)など、緊張感のあるルールが提示されている。『記憶探索』はポイント&クリック形式の探索パートで、キャラクターたちの過去に刻まれたトラウマに関わる事件を解き明かすことで物語が進行していく。
ムービーは、作品世界の美しさと歪みが同時に押し寄せてくるような、不穏でありながらも目を離せない魅惑的な映像体験だった。とりわけ、シロの無垢さと狂気が一瞬で反転する冒頭の演出は、視聴者の心を掴んだまま深い闇へと引きずり込む、強烈な導入となっている。
夜の授業という命懸けのゲームが進むにつれ、世界の綻びが静かに、しかし確実に露わになっていく。その過程で映し出されるキャラクターたちの声や表情は、彼らが抱える闇や痛みを生々しく浮かび上がらせ、単なる恋愛ADVの枠を超えた物語の深度を強く予感させた。
システム紹介も含め、PV全体が「この世界にはまだ触れられていない真実がある」と囁きかけてくるようで、観終わった後には、この不可思議な都市の謎へと自ら足を踏み入れたくなる、そんな濃密な余韻を残す映像だった。
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