MAGES.(メージス)は、今冬発売予定のPS5/Nintendo Switch用オカルトサスペンスADV『覗怪(しかい)』について、最新PVとしてプロローグムービーを公開した。
本作は、科学アドベンチャーシリーズのスタッフが贈る完全新作の非科学サスペンス作品だ。今回のプロローグムービーで描かれるのは、本作の物語の核となる怪談「赤い屋根の家」を巡る断片的な言葉の数々だ。連鎖する死。執拗につきまとう視線。深まるばかりの怪談の謎。一見するとつながりの見えない言葉たちは、やがてひとつの怪異の輪郭を浮かび上がらせていく。
映像内では、さまざまなキャラクターボイスによって怪談「赤い屋根の家」にまつわる不穏な出来事が語られる。怪談は盗作ではないかという疑惑が囁かれていること、その語り手の正体は不明のままで、得体の知れない不気味さだけが後に残ること。そして、「死体を見た」という叫び声とともに語られるのは、密室で発見された奇妙な遺体の存在だ。まるでひれ伏すような姿勢を取っていたその遺体は、「人身御供」とも噂されている。
さらに、無数の鏡が並ぶ謎の館や、どこまでも追いかけてくる視線の存在も示唆される。検死の結果として告げられる死因は、「額を床に強く押さえつけられたことによる圧迫死」という異様なもの。次々と提示される不可解な事実の数々が、怪談の奥に潜む真相への興味をかき立てる。
そして終盤、泣きぼくろが印象的な女性が「実は私……その『赤い屋根』という話の中に登場する人物の一人なんです」と告白。映像はさらなる謎を残したまま幕を閉じる。
なお、PVで使用されている楽曲は、いとうかなこさんが歌うオープニング主題歌。楽曲の全貌は、後日公開予定のオープニングムービーで明らかになる予定だ。
プロローグムービーは、物語の全体像を明かすどころか、むしろ謎を深めることに徹している印象だ。しかし、その断片的な情報の積み重ねこそが本作の大きな魅力なのだろう。怪談「赤い屋根の家」を軸に、不可解な死、密室で発見された奇妙な遺体、執拗に付きまとう視線、そして怪談の登場人物を名乗る女性の告白と、不穏な要素が次々と提示されることで、「これは単なる怪談なのか、それとも現実に起きた出来事なのか」という疑念が強くかき立てられる。
これまで『STEINS;GATE』や『CHAOS;CHILD』などで、科学や論理によって超常現象の正体に迫る物語を描いてきたスタッフ陣が、今度は説明できない恐怖そのものを題材に据えている点も興味深い。映像からは、真相を追うほどに理解から遠ざかっていくような不気味さが漂っており、理屈では割り切れない怪異にどう向き合うことになるのか、今から期待が高まるところだ。
散りばめられた数々の謎がどのようにつながり、「赤い屋根の家」の真実へと収束していくのか。オカルトサスペンスファンや、科学アドベンチャーシリーズを追ってきたファンにとっても注目の一作となりそうだ。
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